ごちうさ聖地巡礼記(52) 〜エズ編〜 エズ村の頂上へ(シャトー・エザ〜植物園〜頂上)

ごちうさ聖地巡礼記(52) 〜エズ編〜 エズ村の頂上へ(シャトー・エザ〜植物園〜頂上)

シャトー・エザからエズ村の頂上にある植物園を目指した

Yuri Chayamachi · 9 minute read

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植物園を目指して

植物園に行くにはシャトー・エザへ向かう時に通った分かれ道まで一旦戻らないといけないので、引き返すことにした。

シャトー・エザの入り口付近から見える景色だ。 石造りの建物に緑色の植物と赤いバラが飾られ、木々の合間から日差しが差し込む景色は思わずうっとりしてしまうほと美しく、まるで庭園の中にいるような気分になった。

せっかくなので来る時とは違う道を通って分かれ道まで向かうことにした。

この人が1人しか通れない細い道も、両脇に美しい花が飾られていて見事な景色だ。

途中に建物が途切れ、村の外を見渡せるスポットがあった。 村の外は谷のようになっており、眺めが綺麗だった。

見晴らしのいいスポットの脇には説明文が記されており、曰く、西暦900年にムーアという人物がこの村を攻めた時に侵入した場所ということである。 今では美しい観光地となっているエズ村も、歴史の中では何度も侵略されたりして領主が入れ替わってきたようだった。

巻物風の木の看板が見事な家があった。

村の上の方にはアトリエをよく見かけた。

トンネルを抜けると、シャトー・エザへ向かう時に通ったピーズ通り (Rue de la Pise) へ合流した。

来る時も写真に撮ったアトリエの入り口のバラだ。

分かれ道まで戻ってきた。 これは来る時に登ってきたプランシパル通り (Rue Principale) だ。

私たちは今度は分かれ道を右側へ進み、プラーヌ通り (Rue Plane) へ入っていく。

進んでいくと、細い路地の先に少し広い空間があり、机が並べられていた。

その上のスペースにはワイヤーが格子状に張り巡らされて植物のツルが絡んでおり、そこにライトがまるでブドウの房を見立てているように吊り下げられていた。 日暮れ後に来たらライトアップが綺麗に違いない。

壁にはいかにもバカンスを満喫する人が着そうな服が飾られていた。

さらに進んでいくと、両脇に絵画が飾られたギャラリーがある場所へと差し掛かった。

ガラス張りのディスプレイケースの中には油絵が飾られていた。

ギャラリーの手前で左に折れ、上へと続く階段を進むとエズ村の頂上にある植物園がある。

両側に植物が植えられた階段を登っていく。

するとエキゾチック・ガーデンと書かれたトンネルがあった。 和訳すると「異国風植物園」といったところだろうか。 すでに異国に来ている私たちにとって、さらに異国風のものを見ても異国には変わりないのだが、どんな風に雰囲気が変わるのか楽しみである。

トンネルを抜けると分かれ道になっていた。 右側の上り坂の方が植物園へつながる道だ。

進んでいくと、植物園への入場チケットの売り場があった。 ここから先は有料のようだ。 エズ村の頂上部分を有料にするとは、なかなか商売が上手である。

入園しエズ村の頂上へ

もちろんエズ村に来たからには頂上へ行きたいので、私たちも植物園に入園した。

植物園に入るとまず目に入るのがヴィーナス像である。 上り階段の正面に配置され、入場者を迎えてくれているようだった。

そして次に目に入るのがサボテンの数々だ。 どうやら異国風植物園というのはサボテン系の植物がたくさん植えられていることを指しているようだった。

階段を上がると一旦平らな場所に出て、その奥から頂上に上がる階段が伸びているようだった。

サボテンの他にもアロエや、紫色の鮮やかな花が植えられていた。

以下なんの植物かわからないものは、植物園の公式ページから調べることができた(公式ページ)。

こちらはどうやら「ダシリリオン・クアドラングラタム」という、メキシコ東部に生息している植物のようだ。

これは公式ページからそれらしい植物が見つけられなかったのだが、植物判定アプリで調べたところ、「ユッカ・フィリフェラ」というメキシコ北東部のチワワ砂漠に自生している植物のようだ。

他にも様々な植物が隙間なく植えられていた。

熱帯植物に囲まれて、気分は熱帯地方にきたようである。

頂上への階段を上っていく。

もうすぐで頂上だ。

コート・ダジュール空港が近いからだろうか、空には絶えず旅客機が飛んでおり、それらが常に空に飛行機雲を残していた。

植物の下には植物名の札ではなく、詩が書かれた札が立てられていた。 この詩は google で検索しても出てこないので、地元の人が書いた詩なのだろうか。

階段を上り、ついにエズ村の頂上に到着した。 頂上はこのような広くて平らな空間になっていた。 ここはかつて城が建てられていた跡地のようだ。 城は12世紀に建てられたのだが、18世紀のスペイン継承戦争の時にフランス軍によって破壊されてしまったようである。 頂上の広場の周りには手すりが立てられ、そこから周囲の景色を見渡せるようになっていた。

早速私も海の方を見てみると、そこにはとんでもない絶景が広がっていた。

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