ごちうさ聖地巡礼記(9) 〜コルマール編〜 駅からアパートへ その2
駅からシャン・ド・マルス公園を通り抜け、アパートのあるポワソヌリ通りへ
前回の記事
公園を後にして
私たちはコルマール駅に到着し、町の中心へ向けて歩みを進めていたわけだが、その途中でごちうさ作中の公園のモデルにもなった、素敵な公園を見つけたのだった。 町の中心は公園のちょうど反対側にあるので、公園の中を通っていくことにした。
前回の記事でも触れた通り、4月いっぱいはコルマールで春祭りが開催されており、公園の中は屋台や人で賑わっていた。 私たちはレストランの予約があるため、賑わいを横目に公園を通り過ぎていく。
公園の反対側に出ると、綺麗に舗装された道路の脇に上品な家々が並んでいた。
さらに町の中心へ向かって伸びる道へ入っていく。
少し歩くと左側にはぽつんと木組みの家が現れた。 徐々に木組みの街のモデルに近づいているのだなという実感が湧いてくる。
道を突き当たると、コンクリートの舗装から石畳の舗装へと変わった。
町の中心に近づくにつれて、脇に並ぶ家々の外観に年季を感じるようになってきた。 窓枠や窓の横に付いている扉の塗装からは、少なくとも10年以上の年月を感じる。
途中で寿司屋を見つけた。 コルマールにも日本の食文化が浸透しているようだ。
寿司屋の目の前で、ごちうさの作中にも登場した、プチトレイン (Petit Train) を見かけた。 車体が小さくて可愛らしい。 客車には観光客がいっぱいに乗っていた。
そしてプチトレインが去っていく方向に目を向けてみると、そこには木組みの家と石畳みの風景が広がっていた。 ああ、ついに来ることができたのか。 飛行機と電車を乗り継いで24時間以上かけて、ついに今、私たちは木組みの街に来たのだ。 来るのは初めてのはずなのに、何故か心が落ち着く。 それはごちうさで何度もこの風景を見たからだろうか、それともこの街並みが初めて訪れる人にも安心感を抱かせる不思議な力を持っているからだろうか。
我々は木組みの家々が並ぶ道を通り抜け、コルマールで最も美しい地域であるプティット・ヴェニス (Petite Venise) という場所に向かっていく。 私たちのアパートもそこにある。
色とりどりの家が立ち並ぶ、ケ・ドゥ・ラ・ポワソヌリ (Quai de la Poissonnerie) という通りに来た。 写真に写っている橋は、ごちうさ2期の ED である「ときめきポポロン」でチマメ隊が踊っていた、通称「チマメ橋」である。 正式名称は「エコール通り橋」(Pont Rue des Ecoles) だ。 カラフルな家々が川沿いに並んでいる光景は、見惚れてしまうほど美しい。 私たちが借りたアパートはこの家の中の1つだ。 観光客で賑わうチマメ橋を通り、私たちはアパートへと向かった。