ごちうさ聖地巡礼記(5) 〜パリ編〜 カフェでお昼を食べ、パリ東駅へ

ごちうさ聖地巡礼記(5) 〜パリ編〜 カフェでお昼を食べ、パリ東駅へ

パリのカフェでお昼を食べ、パリ東駅へ向かう

Yuri Chayamachi · 6 minute read

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パリでお昼

パリ北駅を見学し終わり、時刻は13時を回ったところだ。最後に食事を取ったのは、ワルシャワからパリへ向かう飛行機の中だったのだが、パンが1個と小さなナッツの小袋だけだったので、そろそろお腹が少し空いてきた。しかし夜7時にはコルマールのラビットハウスのモデルになったレストランを予約してあるので、軽食をパリのカフェで食べようということになった。

15時半にパリ東駅発の TGV に乗る予定なので、パリ東駅に向かって歩きながら、良さそうなカフェを探していたところ、ちょうど通り道に Google 評価が高いカフェを見つけた。

P'tite Bougnate (プティット・ブグナット)というカフェに入ると、向かって左のテーブル席に通された。パリを歩いている間はスリに合わないように常に気を使っていたので、束の間の休息だ。注文を決めるためにGoogleレンズでメニューを翻訳すると、面白いメニュー名がいくつか出てきた。仲間の一人は「最高裁チキン」というメニューが気になったようで、そちらを注文していた。(写真のメニュー表の中に「最高裁チキン」も載っているので、どのメニューだか当ててみてほしい。)私ともう一人の仲間は本場のクロックマダム (Croque mme.) を食べてみたかったので、そちらのフライドポテト付きを注文した。クロックマダムとは、パンの間にハムとベシャメルソース(ホワイトソース)を挟み、上にチーズを乗せてオーブンで焼いた後、さらに目玉焼きを乗せた料理だ。目玉焼きがないものはクロックムッシュと呼ばれる。しかしいくら物価の高いフランスとはいえ、お値段は16ユーロ(当時のレートで約2400円)だ。軽食が出てくる訳がない。

巨大なクロックマダムが着丼した。フォークの大きさと見比べてみてほしい。フォークがすっぽりと収まるサイズの巨大な皿の上に、これまた巨大なクロックマダムが鎮座している。

こんなに美味しそうなクロックマダムが目の前にある状態で、軽食などと言っている場合ではない。胃袋いっぱいにクロックマダムを収めることにした。味は絶品だった。まずパンの味が美味しい。食パンではなくバゲットが使われているのだが、日本で食べるバゲットよりも小麦の味がしっかりするのだ。そしてなんと言っても上に乗っているチーズの量である。日本ではピザであってもこの厚みのチーズを乗せてくれるところはないだろう。あまりの美味しさに一瞬で平らげてしまった。

付け合わせのサラダはビネグレットドレッシングで和えられていてさっぱりしており、フライドポテトはマクドナルドのものよりしっかりと揚げられていた。

パリ東駅(Paris Gare de l'Est)

お昼を食べた後は、ホテルに預けていたスーツケースを回収し、TGV に乗るためにパリ東駅へ向かった。

パリ北駅に負けないくらい、こちらも立派な建物だ。こういうスケールの大きい建物に入っていくのは楽しい。

駅の中に入ると売店が入っているホールのような場所があり、その奥に電車が発着するホームがある。天井は透明になっており、自然光が入るようになっている。

TGV に乗る前に飲み物を補充するために、ホーム横の売店に立ち寄ったのだが、そこに並んでいるサンドイッチが非常に美味しそうだった。お腹がいっぱいで食べられなかったのが惜しかったところだ。ちなみに売店に売っているサンドイッチは、この後コルマールやエズ村で売っていたサンドイッチとは違うメーカーのものだった。次にパリに訪れた時には食べたい。売店ではコカコーラのチェリー味を買った。

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