ごちうさ聖地巡礼記(48) ニースの朝

ごちうさ聖地巡礼記(48) ニースの朝

旅行の5日目の朝はニースで迎えた

Yuri Chayamachi · 7 minute read

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バスでニース市街地へ

ニースのホテルで迎える朝は忙しかった。 午前中のうちにニースの隣にあるエズ村へ行き、観光する予定があったからだ。 なので7時台に目覚ましをかけ、早起きをした。 私たちは2部屋に分かれて宿泊していたのだが、部屋は隣同士だったので、お互いの部屋の前で合流してホテルをチェックアウトした。 スーツケースを持って回るわけにはいかないので、明日までホテルで預かってもらい、明日空港から出発する前に取りに戻ることにした。

ホテルを出ると、雲の一片もない青空が広がっていた。

ホテルが面している海沿いの道は眩しいほどの朝日に照らされ、1日の始まりを感じさせた。 観光地では朝日が強ければ強いほど気分が上がる。

ニース市街へ向かうバスが出ているバス停はホテルを出て空港側にあるので、昨日来た道を引き返していく。

ビルに朝日が反射して煌めいていた。

南仏の日差しはかなり眩しく感じた。

道を渡り、反対側の歩道を歩いていく。

右手にはコート・ダジュール空港の大きな建物が見えていた。

バス停に到着した。

異国の地のバス停に立っていると旅情を感じる。

この写真はお気に入りだ。 ビルとヤシの木に朝日の差し込み具合がちょうど良く、フォトジェニックだ。

バスの切符は乗る時に運転手から買う方式だった。 切符の形は空港から乗ったトラムのものと同じだ。

ここからはバスからの車窓をお楽しみいただきたい。

バスが空港の横を走り抜けると、道のすぐ横には海が広がった。

ニースの市街へと入っていく

乗り換え先のバス停へ

バスはニースの近代現代美術館の近くに到着した。 ここがエズ村へのバスへ乗り換える最寄りのバス停だ。

美術館の横には人間が四角いポリゴンに頭を突っ込んだような面白い巨大な像が立っていた。 実は像に見えるあれは、「四角い頭」 (Tête Carrée) という名前の図書館で、四角い部分に人が入れるようになっているのだ。 四角い部分はコンクリートに見えるが実は半透明の素材が貼られていて、夜になると内部の照明が透けて光って見えるようである。

私たちは四角い頭がある場所から東へ伸びるバルラ通り (Rue Barla) を進んでいった。 ニースも都会だが、パリやストラスブールとは全然違う雰囲気だ。

歩いていくと、トラムが走っているレピュブリック通り (Av. de la République) と交差した。 ストラスブールほどではないものの、ニース市街にもトラムが走っているようだった。

朝日の角度が浅く、日陰になっている路地と明るい空のコントラストが鮮やかだ。

ニースの建物は歴史を感じるものと比較的新しいものが混ざり合っている印象だ。 しかし新しい建築もガラス張りではなく、歴史的な建築との調和を意識しているように感じられた。

これがエズ村へのバスが出ているバス停だ。 602番と書かれているバスが、エズ村を経由してモナコまで行くバスだ。

バス停からの眺めだ。 道の細さの割に交通量が多かった。

バス停近くのカフェで朝食

乗り継ぎ先のバスの時刻までまだ30分以上あったので、どこかカフェを見つけて朝食を食べようという話になった。 朝は忙しかったので、皆朝食を食べずに出発したのだ。

バルラ通りをそのまま進んでいくと、マックスバレル広場 (Pl. Max Barel) という場所があり、その横にテラス席がついたカフェが営業していた。

ニセア・カフェ (Nicéa Café) という名前のカフェだった。 カフェの中に入ると飲み物とパンを注文できるということだった。

私は店の名前と同じ名前がついた、ニセア (Nicéa) という飲み物を注文した。 エスプレッソに甘い味付けをしたドリンクで、とても美味しかった。 フランスで飲むエスプレッソは美味しい。

また私は食べ物にパニーニを注文した。 具材にはハムとチーズが挟んであって、こちらもとても美味しかった。

カフェから見える行き先表示には、「エズ」という文字が見えた。 私たちの目的地はもうすぐだと思うと、胸が弾んだのだった。

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