ごちうさ聖地巡礼記(47) ニースで夕食

ごちうさ聖地巡礼記(47) ニースで夕食

ニースのホテルの近くの寿司屋で夕食

Yuri Chayamachi · 10 minute read

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ホテルに到着

私たちはストラスブールからニースへと飛行機で移動し、ニースのコート・ダジュール空港の近くに予約していたホテルに到着した。 ホテルの名前はカンパニール・ニース・アエロポール(Hôtel Restaurant Campanile Nice Aéroport)だ。

ホテルの入り口には3つ星のマークが飾られていた。

ホテルのロビーに入ると、リゾートらしい優雅な雰囲気が漂っていた。

ロビーの横にはソファーのスペースがあり、くつろげるようになっていた。

フロントの近くには冷蔵庫があり、いつでもフロントで食べ物が買えるようになっていた。

味のついた水も無料で飲めるようになっていた。

部屋に上がると、割と普通のホテルの部屋であった。

ベッドはふかふかしていて快適そうだ。

天井には照明がなく、代わりに壁に謎の楕円形の照明がついていた。

ホテル近くの寿司屋へ

ホテルは2人ずつ2部屋に別れていたのだが、今夜の夕食について話し合うために1つの部屋に集まった。 ホテルの周辺で良さそうなレストランを探したところ、ホテルの1階にあるバイキング形式の洋食レストランと、ホテルの近くにある寿司屋が候補に挙がった。 私の胃袋的にはニースの料理が気になっていたのだが、仲間の一人が猛烈に日本食が恋しくなってしまったようでとても行きたそうにしていたので、皆で寿司屋に行くことにした。

ホテルには裏口もついており、そちらからホテルの外へと出た。

外を見ると空は夕焼けが始まっていて、赤みがかった空がガラス張りのビルに反射してとても綺麗だった。

コルマールでは夕焼けを見ることができなかったので、久しぶりの夕焼けである。

ホテルの裏側の寿司屋が近くにあると思われる場所に着いたのだが、寿司屋はわかりやすい場所になく、しばらく探し回ることになった。

ホテルの裏側にはこんな感じの少しひらけた場所になっており、隣接したビルに色々な店が入っていた。

広場の裏側にはちょっとした遊歩道が設けられており、ちょっとしたリゾート地の雰囲気を味わえるようになっていた。

皆で15分くらい歩き回っても見つからなかったので、帰ってホテルのレストランに行くのがいいんじゃないかという話になってきたのだが、日本食に飢えた仲間が血眼になって探し回った結果、なんと寿司屋を見つけられたのであった。

これが見つけた寿司屋のコテ・寿司だ。 この名前に見覚えはないだろうか。 そう、数記事前に書いた、ストラスブールで見つけた寿司屋と同じ店である。 ここで伏線の回収をしつつ、私たちは寿司屋へと入ったのだった。

寿司屋で夕食

寿司屋へ入ると、和風ではないが木を基調とした飾り付けがされており、不思議な雰囲気だった。 調度品の模様はネイティブアメリカンの柄を連想させるし、壁に飾られている写真はカウボーイのような雰囲気がある。

天井から吊るされている植物の飾りもアメリカンだ。

メニューを見てみると、相変わらず寿司のネタがサーモンとマグロと白身魚の3種類しかなかったのだが、コルマールで行ったシェナという寿司屋よりも忠実に日本食を提供しているようだった。 また、ビールのラインナップにもアサヒスーパードライがあり、日本食に飢えている仲間はすかさず注文をしていた。 私はフランスまで来て普通の日本食を食べるのは勿体無いという考えだったので、できるだけ現地でしか食べられないメニューを注文した。

これは私が注文した “Yakitori” だ。 具材は牛肉とチーズである点がポイントだ。 味は屋台で売っている肉巻きおにぎりのような感じで美味しかった。

そしてこちらはクリスピーサーモン巻きだ。 サーモンの巻き寿司に衣をつけて揚げたもののようだ。 これは日本では食べられない。 味は周りがおかきのような味がして、机に置いてある甘口(ほんとに甘い)醤油をつけて食べると歌舞伎揚のような味になった。 寿司をジャンクにした感覚で、結構美味しかった。

私はお酒にロゼワインを注文し、”Yakitori” とクリスピー揚げと一緒に飲んだ。 頼んだメニューが洋風寄りだったので、ワインとよく合った。

仲間はどんぶり系の食事を頼んでいたが、どれも日本とは違ったアレンジをされたもので面白かった。

そしてこちらが仲間が頼んだ寿司だ。 仲間曰く、日本の寿司と勝負できる味とのことだった。

寿司屋の店員さんの英語はフランス語訛りが強く、聞き取るのが大変だったのだが、会計を済ませた後に寿司が美味しかったと伝えると喜んでいた。

ホテルへ帰還

夕食を食べ終わって店を出ると、もう空はすっかり暗くなっていた。 コルマールよりも緯度が低いことがあり、日が短いことをしっかりと感じた。

手ブレがひどいのだが、南国の植物が植っている道はとても雰囲気が良かった。

こちらのビルディングはライトアップの色のグラデーションが綺麗だった。

ホテルに戻ると後はシャワーを浴びて寝るだけだったのだが、このホテルのシャワーが少し曲者だった。 シャワーを出すための蛇口の操作が難解で、謎を解かないとカランからシャワーに出口を切り替えることが出来なかったのだ。 蛇口をひねってお湯を出しながら蛇口の下にあるノズルを引くと、シャワーからお湯が出る仕組みになっており、お湯を出していない状態で引っ張ってもすぐに戻ってしまい、シャワーからお湯を出すことが出来なかったのだ。 結果、4人中シャワーの謎を解いた2人だけがシャワーノズルからシャワーを浴びることができ、残りの2人はカランでシャワーを浴びることになったのだった。

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