ごちうさ聖地巡礼記(39) 〜コルマール編〜 新たな仲間と出会い、ラビハで食事

ごちうさ聖地巡礼記(39) 〜コルマール編〜 新たな仲間と出会い、ラビハで食事

店の前で海外のごちうさファンと知り合い、一緒にラビハへ

Yuri Chayamachi · 8 minute read

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海外のごちうさファンとの出会い

コルマール4日目の夕食はラビットハウスのモデルとなったレストランの席を予約してあったので、19時に店の前に集合という話になっていた。 私は自由時間にコルマールのお土産を急いで買い、レストランへと向かった。 レストランに到着すると、仲間が1人すでに店の前に着いていた。

仲間と合流し、寝そべりを使ってレストランの写真を撮影していると、ふいに後ろから「ごちうさファンの方ですか?」声をかけられた。 お互い自己紹介をすると、相手は香港から来たごちうさファンの人だと分かった。 コルマールのラビットハウスの目の前でごちうさファンと出会えるとは、なんて喜ばしいことだろうか。 折角なので一緒に夕食を食べませんかと誘ったところ、okということだったので、仲間と一緒にラビットハウスの店内に入ることにした。

ラビハで夕食

店内に入りマダムに挨拶すると、「4名さまね?」と訊かれた。 実はもう1人増やして5人にしたいのだと伝えると、「ならこちらへどうぞ」と、隣にある大きめのテーブルに案内してくれた。 急な変更に応じてくれたことにお礼を言い、私たちはテーブルに座った。 平日だったので、土曜日に来たときほど混んでなかったのが幸いだ。

台湾のファンの人に色々話を聞いたところ、今はヨーロッパを旅している途中とのことだった。 ごちうさに限らず色々なアニメの聖地を訪ねているということだった。 また日本にも何度か訪れたことがあるということで、美味しかった日本各地のグルメについて話してくれた。 仲間の旅行マニアには話が通じていたのだが、私を含む残りの3人は地方の名物料理についてはさっぱり知識がなく、自分たちが本当に日本人であるのかだんだんと自信がなくなってきたのだった。

夕食のメニューであるが、私たちは謎の一体感を発揮し、全員で石焼きステーキとアイスクグロフを注文した。 前回来た時に隣のテーブルの人が食べているのを見て気になっていたのだ。

まずはお酒が飲める人はビールを注文した。 私は旬のビールを注文したところ、ホワイトビールが出てきた。

タルトフランベも外せない。 今回はマンステールチーズのタルトフランベを注文した。

いよいよ肉が出てくる番になると、店員の若いマダムが全員に布のエプロンをかけてくれた。 紙エプロンではなく布のエプロンをかけてくれる豪華な対応に、私は感激した。 またこのマダムが非常に愛想が良く、エプロンをかけてくれたことにお礼を言うと、”Service!” と大きな声で返してくれた。 なんというか、役者かと思うくらい声にサービス精神を乗せてくれるのだ。

待ちに待った肉の登場である。 熱した石の上に赤身の生肉が乗せられ、ジューっと気持ちの良い焼き音を立てている状態で目の前に運ばれてきた。 肉につけるソースは3種類添えられていた。

肉にはサラダとフライドポテトもついていた。

石はかなり熱せられており、生肉を両面焼くことができた。

ナイフで切ってミディアムくらいで食べたのだが、とても質の良い赤味肉で、結構量があるのに全く胃がもたれる感覚がない。 肉が柔らかく、味ももちろん絶品だった。

折角ステーキをいただいているのでワインも飲みたいということで、お酒を飲める人が3人いたので、ワインボトルを1本注文して分けることにした。 種類はピノ・ノワールのロゼワインを注文した。 やはりワインの産地で飲むワインはとても香りが良く、飲みやすいワインだった。

最後にデザートのアイスクグロフが出てきた。 私たちは普通のクグロフにアイスが添えられているものを想像していたのだが、出されたものは周りにココアパウダーがまぶしてあり、クグロフの具材であるドライフルーツが使われたバニラアイスだった。 アイスの上にはレストランの名前が記されたホワイトチョコレートが乗せられていた。 おそらくこのレストランのオリジナルメニューなのだろう。 クグロフで使われるドライフルーツの味がアクセントになり、非常に美味しかった。

アパートへ

ラビットハウスで絶品ステーキを堪能した私たちは、また必ず来ると心に誓いながらラビットハウスを後にした。 香港のアニメファンはTwitterはあまりやっておらず、インスタをメインに使っているということだったので、レストランの前で私たちは彼のインスタに載せるための記念写真を撮るなどした。 私たちがアパートに泊まっているという話をしたところ、見に行きたいということだったので、5人でアパートまで向かうことになった。

シャスール通りの隣の公園を通りながら、アパートへと戻っていく。

チマメ橋の近くは夜も綺麗なので、私たちは何枚か写真を撮影した。

私たちは5人でアパートの部屋に入り、部屋を軽く紹介すると、彼は大そう喜んでくれたようだ。 「また次は5人でこのアパートに泊まりに来ましょう」と約束をし、私たちは彼を見送った。 ごちうさが運んできてくれた出会いによる、なんとも素敵な夜であった。

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