ごちうさ聖地巡礼記(27) 〜コルマール編〜 ボートで川下り(後編)
ボートは折り返し、舟乗り場の方へと進んでいく
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ボートは折り返し地点へ
私たちを乗せたボートはロシュ川を通り、折り返し地点のチマメ橋までやってきた。 川下りのルートはコルマールの南側のほんの少しの部分にすぎないが、ロシュ川の景観が最も美しい場所をじっくりと見ることが出来たので、非常に充実感がある。 ボートは向きを変えて折り返し、復路へと入っていく。
行きと帰りでは見える角度が違うので、帰りも景色に飽きてしまうことはない。
まだこのテラスに人が入っているのを見たことがないのだが、平日のマルシェ・クベールが開いている時間にはお客さんが入るのだろうか。
再び舟に寝そべりながら、チマメ橋をくぐり抜けていく。 この舟に乗る人は、体を柔らかくしてから乗ることをおすすめする。
この角度はチマメ橋から見慣れた景色である。
舟から見ると、背の高い木組みの家がさらに高く見える。 並んでいる家々は最低でも3階建てで、屋根裏まで含めれば5階まである。 私たちのアパートの部屋も4階と5階の部分に位置している。 日本では5階建ての家がいくつも並んでいる場所はなかなかない。
アパートの1階のビスケット屋さんはメーデーなのに今日も開いている。 今日も家に帰ったら廊下にいい匂いが充満してそうだ。
鳥も私たちが舟で下っていくのを見て楽しんでいるようだ。
ここは家の影が水面に映ってとても綺麗だ。
夜になるとこの灯りが点灯するのだろうか。 川下りのホームページには夜の写真も載っていたので、日暮れ後に乗ってみるとライトアップされて綺麗な景色を楽しめるに違いない。
再びプティット・ベニスの橋が近づいてきた。 私たちの次の便の舟がやってきて、私たちの舟とすれ違った。 私たちは午後の最初の便だったので、往路では誰ともすれ違わなかったのだ。
ロシュ川沿いのテラスの中ではここが一番美しい。
この緑と黄色の建物は、甘兎庵のモデルのレストランが併設されているホテルのものだ。 いい部屋を引けばロシュ川を眺めることが出来そうだ。
イースターの飾り付けが可愛らしい。
ボートは元の舟乗り場まで戻ってきて、川下りは終了した。 時間はたっぷり20分以上は舟の上で過ごしたと思う。 舟から見える景色は、歩いて眺めた時とはまた違って見え、同じ場所でも2度楽しむことができる。 非常に充実した体験だった。 読者の方もコルマールに来られた際には、ぜひ川下りを体験していただきたい。