ごちうさ聖地巡礼記(26) 〜コルマール編〜 ボートで川下り(前編)

ごちうさ聖地巡礼記(26) 〜コルマール編〜 ボートで川下り(前編)

コルマールを流れるロシュ川を、ボートで下っていく

Yuri Chayamachi · 6 minute read

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船乗りばへ再び

レストランで美味しいアルザス料理を堪能した私たちは、予約していたボートに乗るために、コルマールの南側にある船乗りばへと戻ってきた。

この橋からの眺めはプチ・トランからも見ることができたが、じっくりと見てみるとやはり美しい。 ロシュ川はどの橋から見ても景観が整っていて隙がない。 一体どうしたらこんな景観が出来上がるのだろうか。

橋の脇から階段を下っていくと、船乗り場はすぐそこである。

ボートに乗って川下り

いよいよスウィート・ナルシース(Sweet Narcisse)という名前のボートツアーの開始である。 ボートには1列に3人が座れるようになっていた。 ロシュ川の流れは非常にゆるやかで、静かな電気を動力源とするボートがその上をすべるように進んでいく。 船は一旦街の中心方向ではなく、街から外れる方向へと進んでいった。

川の両側には木々が生い茂っており、川の上まで伸びて緑のトンネルを作っていた。 中には赤く色づいた葉もあり、色にアクセントを加えていた美しい。 期待としてはポワソヌリ通りの色とりどりの家が並んでいる横を舟で通れれば満足だと思っていたので、こんな美しい緑のトンネルを見ることが出来たのは想像以上だった。

低い橋の手前まで来ると、舟は向きを変えて折り返した。

舟は建物がある地区へと入っていった。

川沿いにある建物はロシュ川のすぐ近くまで寄せられており、舟に乗っていても人々との距離を近く感じるのが印象的だ。

プティット・ベニスの橋の近くには水面近くにテラスが設置されており、さらに距離を近く感じられるようになっていた。 橋には観光客がたくさんおり、私たちの方を眺めていた。 舟から見ていると、眺めている人々が最後の1ピースとなって、この美しいプティット・景観を完成させているように思われた。 きっと川を下っている私たちも、美しい景観の一部となっているのだ。

舟は橋の下をくぐり抜けていく。

橋の反対側まで来た。 こちら側まで来ると、橋から見た景色と近い。

川沿いのレストランからは、たくさんの人がこちらを見ていた。 舟を見ている側だった時は気づかなかったが、かなりたくさんの人の注目を集めているようだ。

背の高い建物の間を通り抜けていく。 この辺りは横を通るポワソヌリ通りの両脇に家が建っており、通りからは川を見ることが出来ない区域だ。

再び通りから川を見ることができる場所がやってくる。

手すりの近くに飾られた赤い花々が美しい。

川から見るポワソヌリ通りの木組みの家も絶景である。 手すりにつけられた真っ赤なハート型の南京錠が、景色を可愛らしく飾っている。 私たちの泊まっているアパートもよく見えた。 左から3番目の薄い水色の建物がそれだ。

目の前にはチマメ橋が見えてきた。 なんとこの高さの橋をくぐろうと言うらしい。 舟を操縦しているガイドさんから横になってくださいと言われた。

舟の床すれすれに頭を下げてギリギリ頭をぶつけないほどの高さである。

橋をくぐり抜けると、左手には真っ赤なテラス席が水面ギリギリに設置されていていい眺めである。

もう1個先にもさらに低い橋が待っていたが、舟はここで折り返しである。 舟はゆっくりと向きを変えていき、元来た方向へと進んでいった。

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