ごちうさ聖地巡礼記(15) 〜コルマール編〜 ごちうさ聖地スポット巡礼(その2)

ごちうさ聖地巡礼記(15) 〜コルマール編〜 ごちうさ聖地スポット巡礼(その2)

ごちうさ冒頭のココアのワンシーンへ

Yuri Chayamachi · 6 minute read

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ごちうさ1話冒頭のココアのカット

甘兎庵のモデルになった(という説がある)レストランを鑑賞した私たちは、続いてごちうさ1期1話の冒頭で、ココアがラビットハウスにたどり着く前に、スーツケースを持って木組みの街を歩いているワンシーンとぴったり一致する場所があると言うことで、そちらへ向かうことにした。 私たちが今いる、シス・モンターニュ・ノワール広場から北へ伸びる「大通り」(Grand Rue) と名付けられた通りを歩いていく。

広場の脇には、魚のマークが飾られた可愛いレストランがあった。

これが大通りだ。

流石はコルマールの中心を貫く大通りなだけあって、道の両側にはショーウィンドウのあるお店が並んでいる。

日曜日だと言うことで、お店が全く開いていないことを心配していたのだが、大通りの脇にあるカフェは普通に開店していて、テラス席はお客さんでいっぱいになっていた。 コルマールは観光地なだけあって、絶好の観光シーズンに閉店している場合ではないということだろうか。 とにかく私たちの心配は無くなりそうだった。

コルマールのコンビニ事情を調べていなかった私たちは、手持ちの水が無くなってきたことに気づいたので、近くにあったタバコショップに入ってみることにした。 ちょっと覗いたところ、飲み物を売ってそうだったからだ。 タバコショップの飲料コーナーに並んでいる水は高く、隣に並んでいるビールよりも高かったのだが、とりあえず1本だけ買うことにした。 またタバコショップの会計でカードは使えますかと聞いたところ、「現金は持ってない?」と聞かれた。 店員さん曰く、普通のスーパーとかでは少額でもクレジットカードで支払いできるが、タバコショップでは手数料がかかるため少額の決済にクレジットカードを使うのは控えてもらっているそうだ。 (後ほど行ったお店では、お土産屋さんでも同じやり取りがあった。) フランス特有のクレジット事情があるのだろう。 こういう支払いの部分でも日本との違いが感じられるのは面白い。

大通りを歩いている途中では、緑色のプチトレインとすれ違った。

コルマールの中心を貫く大通りの真ん中あたりまで歩くと、マルシェ・オ・フルール広場 (Pl. du Marché aux Fleurs) が現れた。 広場の中心には植木で囲まれたテラス席があり、いい雰囲気だ。

広場の突き当たりをそのまま真っ直ぐ進むのではなく、一本左のマルシャン通り (Rue des Marchands) に入ると、両側を背の高い建物に囲まれた区画が現れる。

ラビットハウスのようなおしゃれな看板に目を惹かれる。

突き当たりに面した建物を見上げると、窓には花とハートの飾りがいっぱい飾られていた。 ラ・プチヴェニスの橋の欄干にかけられていたハートの錠といい、この街にはハートがよく似合う。 この建物の装飾は、今回コルマールで見た中でも私のお気に入りだ。

突き当たりの左側に目を向けると、とても多くの人で溢れていた。 原宿の竹下通りを思わせるほどだ。

突き当たりを左側へ行くのではなく、右側へ少し歩いて少し距離を取ると、ごちうさ1期冒頭のワンシーンが現れる。

こちらが作中のシーンだ。 建物の大きさや形がピッタリ一致している。

やはりこの建物が美しい。 作中のシーンを回収できたことに加えて、景色も見応えがあって非常に満足が得られた。

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