ごちうさ聖地巡礼記(14) 〜コルマール編〜 ごちうさ聖地スポット巡礼(その1)

ごちうさ聖地巡礼記(14) 〜コルマール編〜 ごちうさ聖地スポット巡礼(その1)

コルマール市内にある甘兎庵のモデルの一つと言われている場所へ

Yuri Chayamachi · 5 minute read

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甘兎庵のモデルへ

アパートで朝食を食べた私たちは、今日の作戦会議を開いた。 明日と明後日はコルマール近隣の村へ出かける予定なので、ゆっくりコルマールを見て回れるのは今日だけだ。 なので、コルマール市内の聖地スポットを一通り巡ることにした。

アパートを出て、そばを流れるロシュ川を覗いてみると、観光客を乗せたボートが定期的に行ったり来たりしていた。 美しい景色を見ながら乗るボートはさぞかし楽しそうだ。

朝の散歩と同じく、ポワソヌリ通りを細い道の方向へ歩いていくと、テュレンヌ通りに行き当たる。 そこから朝とは違って右の方向へ行くと、写真を撮る人で賑わう橋が見えてくる。

ここはコルマールで最も美しいフォトスポットの一つ、ラ・プティット・ベニス (La Petite Venise) という場所だ。 人が群がっているところで順番を待って写真を撮ってみると、美しい写真が撮れた。

川のほとりには美しい植木や花が飾られ、川のすぐ横にレストランのテラスがせり出している。 それらと木組みの家が合わさって、見事に美しい景色を作り出していた。

橋の反対側はまた別の景色だ。

橋の欄干には、ポワソヌリ通りと同じくハート型の錠がたくさん付けられ、景色にアクセントを加えていた。

ラ・プティット・ベニスの橋を渡って歩いていくと、シス・モンターニュ・ノワール広場 (Pl. des 6 Montagnes Noires) という開けた場所に出た。 広場の真ん中には噴水があり、その周りには人が多く集まっていた。 広場の周辺にはいくつかテラス席のあるレストランが営業しており、広場の景色を飾っていた。 テラス席は座って食事をしても楽しいが、外から見ても楽しいものだ。

広場を奥まで進むと、左側に甘兎庵のモデルと言われている建物があった。 甘兎庵のモデルになったと言われている建物は2つあり、ここはそのうちの1つである。

窓の大きさは違うが、壁や屋根の色はそっくりだ。 1階に緑色の軒先テントとのぼり旗を立てれば、甘兎庵そっくりになりそうだ。

ごちうさでは甘兎庵の隣にはシャロちゃんの慎ましやかな家があるが、現実の建物の右隣を見てみると、皮肉にも4つ星の高級ホテルが建っていた。 オステルリー・ル・マレシャル (Hostellerie Le Maréchal) というホテルで、甘兎庵の建物はこのホテルに併設された、ア・レシュヴァン (A l'Échevin) というレストランだ。

ではなぜこの場所に高級ホテルがあるかと言うと、実はこのホテルの裏側はロシュ川に面しており、ホテルからラ・プティット・ベニスの美しい景色を見ることができるのだ。

写真の真ん中に写っているクリーム色の建物が、シャロちゃんの家の場所にあった高級ホテルだ。 今回はこちらの甘兎庵のモデルのレストランに入ることはできなかったが、いつか隣のホテルへの宿泊とセットで入ってみたいものだ。

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